2011年12月22日木曜日

大いなる遺産

5年ぐらい前の大雨の日

傘もささず、ずぶぬれの

おじさんが前から歩いてきた。

『近鉄なんば駅はどう行けばいいですか?』

って急に聞いてきた。

『結構ありますよ、歩いて行くのですか?』と返事して

『置き引きにあって、財布も傘もない』とぐずれそう

になりながら言った。

道を案内して別れたが、

誰かに肩を叩かれた気がして

振り向くと遠くでペタペタ歩いている小さい

背中があった。


走って戻って、車を取ってくるから待つように

伝え、車を駐車場に取りに行った。

車の中で、

『なんば駅でどうするのですか?』と聞くと
『朝になるまで待って、誰かにお金を借りて
名古屋に帰ります』といった。

僕は、5千円を渡した。

おじさんは、『必ず返します。』といった。

住所と電話番号と名前をメモに書いて渡された。




あれから、8年がたったが連絡が取れない。

この話を、いろんな人にして

『大いなる遺産』と重ね合わしていた。


いつか、僕の成功をかげで支えてくれているのではないでしょうか?


0 件のコメント:

コメントを投稿